新 しい町、を意味するノヴィグラードは、イストラ半島にある人口3000人の小さな町だ。
元々古代ローマ時代にはエモニアという町であった。伝説によればエモニアは海に沈んだが、波の穏やかな日には水平線上に姿を表すと信じられている。そして6世紀にビサンチン帝国が新しく作った街がネアーポリ(Neapoli)、つまりノヴィグラードだというのだ。
この町で一番古い痕跡は、その時作られた、初期キリスト教のバシリカを改装したペラギヤ教会(Sv. Pelagija)内のクリプタ(地下聖堂)となっている。
取り立てた見所はないが、路地が入り組む旧市街と港の雰囲気が和やかな静かなリゾートとして知られている。
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