ラーニュの白茶けた山腹に点在するコルシカ人の村々。その中でも大岩の上に築かれた人口300の小さな村、スペロンカートは周囲から見ても堂々たる見栄えがする村だ。 美しい鐘楼のある18世紀のサン・ミッシェル教会が村の小さな広場に面して立ち、石を敷いた細い歩道が村中に張り巡らされている。石積みで作られた小さな家々は山村の風情が満点だ。岩の頂きに登ると地中海が大きく広がる。