在、島の中心は港のあるピガジア(カルパソス)に移ったが、1892年までは海岸から奥まった山の斜面にあるアペリが、その役割を果たしていた。 今なお、カルパソス・カソス地方の主教座があり、島の文化センターがある。 アメリカへの出稼ぎ者の送金で潤った町は、辺地の島であることを忘れさせるほど綺麗に整備されている。 だが、曲がりくねった狭い路地に並ぶ町のつくりや、町の小広場、泉など、そこここに歴史が刻み込まれているので、あてもなく散策してみるのも楽しい。