ペ ロポネソス半島南部、半島状に南を目指して伸びるメサ・マーニ(内マーニ)の付け根に、紀元前8世紀の書物にも既に詠われていた古いイティオの村がある。
マーニで随一の良港であるイティオは、農産物や奴隷貿易で栄えた。しかし現在、コバルトブルーの美しい入江に沿って数軒のリゾートホテルが点在する、静かなビーチリゾートとなっている。
市街地は、標高差にして二百数十メートル上がった高台にある。フレスコ画が見事な沢山の中世の教会群のほか、十字軍が残したケレファ城が見所だ。城跡はかなり崩壊が進んでいるが、半島の眺めが美しい。
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