町 らしさで、チンクエ・テッレで随一なのが、モンテロッソ・アル・マーレだ。
山の険しさが和らいで、海岸沿いにまとまった大きさの市街地が広がり、長いビーチと共に、他の4つの町とは異なり、リグリアの海岸沿いの町と共通したビーチリゾートの光景を作り出している。町を二分するように海に突き出すサン・クリストフォロの丘が、この町のシンボルだ。東のチンクエ・テッレ側が漁村の面影を残す旧市街、西側にはリゾートや住宅用に開発された新市街となっている。
幹線道路で高速道と直結し、また急行列車が止まるなど、到着に便利である一方、チンクエテッレの小さな村への、ローカル列車、船、遊歩道の起点でもあるので、この町をベースにすると便利がよい。実際、小さな村は収容力が少なく、季節によっては宿の確保も難しい。
もうひとつの魅力は広いビーチだ。他の村では岩場で泳いだりネコの額ほどの石のビーチに客が密集することになるが、ここでは一直線の広いビーチで海を楽しめる。
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