標 高572メートルの崖っぷちに作られた町は、どの方向から上るにしても最後に10km近い険しい山道を上らなくてはならない。
町のテラスからの眺めは素晴らしく、北側にはリグリアアルプスの山々とバイアルド、アプリカーレの山上都市、南側には低い山々越しに、地中海が展開する。
中世の佇まいを残す落ち着いた町並み、ズッキーニの花の詰め物、兎のリグリア風煮込みなどの美味しい伝統料理を楽しみたい。
この町にはまた、歴史ある天文台があり、何人もの天文学者が活躍した。なかでも有名なのは、17世紀に木星の衛星の軌道を計算し、土星の衛星の多くや土星の輪の隙間を発見したジャン・ドメニコ・カッシーニ(Gian Domenico Cassini)だ。
その伝統は受け継がれ、今でも村にある天文台で、観測が行われている。
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