暖なリビエラ海岸に位置するサンレモ（イタリア語でサンレーモ）は、当初欧州北部の人たちにとって、絶好の避暑地として発展した。ノーベル賞創設の基礎となったアルフレッド・ノーベルを始め、この町に住んだ著名人は多い。
　町の守護聖人でもある、サン・ロモロ（San Romolo）のリグリア語に由来する都市名であり、サン・レモ（San Remo）と表記されることも多い。
　これといった名所・旧跡はないが、リゾートホテル、レストラン、ビーチ、カジノが整った快適な保養地だ。さらに、音楽祭、映画祭、ラリーなどでも知られるようになった。
　サンレモ周辺は、暖かい気候と晴天を生かした花の栽培が盛んで、一年中花が見られ、「花のリビエラ」との異称を持つ。