クァ川沿いのしっとりと落ち着いた街並みが、タヴィラの魅力といって間違いないだろう。 町の真ん中を流れる川の両岸には、かつて漁業で栄えた時代の記憶を甦らせる、美しい建築が立ち並ぶ。 今でこそポルトガル南部のアルガルヴェはリゾートとして名高い海辺の町が連なるが、中世にはタヴィラは第一の都市だった。 アラブ起源の橋や町のデザインが色濃く残り、人間的な町の魅力となっている。 川近くの丘に立つタヴィラ城に登ると、旧市街とローマ橋、そして海まで続く素晴らしい眺望が楽しめる。