間に忘れられたように静かに佇む山里に、イスラム時代の至宝がある。 地図が要らないほど小さな集落の中央に、高さ15メートルのアルモハッド様式の美しい模様が刻まれたミナレットが、エンカルナシオン聖母教会の鐘楼として残されている。 このアハルキア地方で随一の見事な遺産は、13〜15世紀の建造とされるが、ほとんど破壊や変更されることない良い保存状態で、スペイン国宝に指定されている。