有 数のリゾートとして知られるコスタ・デル・ソルのすぐ奥に、想像もつかないほど静かなラ・アハルキア(La Axarqía)と呼ばれる地域がある。
キリスト王による圧政に耐えかね反乱を起こしたイスラム教徒は、全て殺されるかアフリカに追放され、新たにキリスト教徒が入植した。
しかし当時のイスラム様式の街並みは変わらずそのままで、特に山間部の村は近年のリゾート開発からも取り残されて、タイムスリップしたような空間となっている。
トロフからアルミハラ山地に向けて上がっていくと、山腹に忽然と姿を現す白い広がりに目を奪われる。
ミナレットのようなムデハル様式のアスンシオン教会の鐘楼が、その中心で一際高い。
コンペタは、ワインの産地として知られ、一大イベントのノーチェ・デル・ビーノで有名だ。
この奥に点在する村々のムデハル建築をたずねたり、数多くのハイキングコースを巡るのに、手ごろなベースとなる。
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