のうえに堂々とそびえる風車。ラ・マンチャに残る風車の中でも最も印象的なのがコンスエグラの風車である。コンスエグラは古都トレドの南東約60キロに位置する小さな町で、陶器の産地として有名。歴史は古代ローマ時代のコンサブルム(Consaburum)にまでさかのぼることができ、アラブ時代から中世にかけて地方の重要な都市であった。町の南の小山の上には廃墟となった古城があり、そこから一列に並ぶ数個の立派な風車を間近に望むことができる。