白 い村と言えば、ミハス。
まるで方程式の答えであるかのように、それが定着している。
ミハスはこれと言った特徴のない、手頃なサイズの白い町だ。空港から十数キロ、マラガ、トレモリーノス、マルベージャのような有名リゾートからも近い便利さのため、ツアー業者が開拓した町だ。
だからと言って決して、町の価値が下がることにはならない。町の魅力を守るため、旧市街への車の乗り入れを禁止しているため、多くの観光客が訪れるにもかかわらず、ゆったりした時の流れが保たれている。
海に面した山地の南斜面の等高線に沿うように長く伸びるのがミハスの市街地だ。 町の入口で車は通行止めになり、歩いて進んでいくと小さな教会のある広場となる。その先は、上へ坂道を上がっても、真っ直ぐ進んでもほどなく市街の端に達する。青い海に城壁が映えて美しい。
レストラン、バルは数多く、観光用の馬車も待機しているので、気軽に訪れることができる。時間がない場合の観光には、お勧めだ。
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