カ タロニアの地中海最北部の町リャンサ(Llançà)から半島部に入っていくと、エル・ポルト・デ・ラ・セルバという漁村がある。洒落た外観の白いサンタ・マリア教会を中心に、小さな入り江に白い家が密集しており、小さなビーチもある静かな保養地だ。
ここから山に入った標高約500mの地点に、サント・ペーレ・デ・ローデス(Sant Pere de Rodes)がある。9世紀に開かれた古い修道院で、一度は放棄されたものの20世紀に修復され、現在は史跡として公開されている【写真】。美しい野生の花が咲き並ぶ斜面に、地中海を背景にどっしりと構える荘厳な姿と存在感に圧倒される。
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