テネから南へ約60km下ると、アッティカ半島が終わる。 そのエーゲ海を見下ろすスニオン岬の高台に、古代ギリシア人は神殿を建てた。紀元前444年の海神ポセイドンに捧げられた神殿だ。 風雪に耐え、当時の骨格、すなわち15本の柱がそのまま残っている。 スニオン岬は、夕陽のスポットとして知られている。オレンジ色の太陽は、神殿を貫通しやがてエーゲ海に落ちる。古代のロマンと大自然とを満喫できる荘厳なスポットだ。