およそ20キロのドライブでチステルニーノに着きます。 プーリア州東部はギリシアから大変近く、昔から交流が盛んだったところです。その名残でこの地方にはギリシアと全く同じような見事な白い町が数多く残されています。 この付近がギリシア領であった時代に建設されたこの町の名はギリシア人ストゥルノイに由来しており、たった2つだけの入り口を持つ中世の城壁で囲まれています。その小さい方の門、ポルタ・ピッコラから町の中へと入ってみましょう。
旧市街はとても小さくあっという間に町の中心、エマヌエル広場に到着します。
町の若者が飾り付けに余念がないのは、8月に開かれる町のイベント「守護聖人聖キリコ・聖ジュリエッタ祭」の準備のためです。
Top; Cisternino The second; Cisternino The third; Cisternino Bottom; Cisternino
細い路地にはみ出すように設けられた外階段。真っ白な町並み。イタリアの町としてはきわめて異質なこの風景はギリシアのエーゲ海地方の様式そのものです。 白以外の色使いや細部の装飾にイタリアの影響が感じられます。 ふと見ると、かつてこの地を治めていたビサンティン帝国の首都であったコンスタンティノポリ(現在のイスタンブル)が小路の名前に残されていました。
Top; Cisternino Middle; Cisternino Bottom; Cisternino
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