町外れのサン・ドミニク教会を出発した宗教行列
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サン・ドミニク教会は、岬に向かって城壁を出てすぐの荒地の中に立っており、14世紀のピサ時代に立てられた教会だ。8角形の鐘楼が特徴的だ。8月24日の聖バルテレミー(St. Barthélémy)の日、普段は教会にあるキリスト像が、民族衣装を着た沢山の町人に付き添われた行列となって、旧市街を目指して出発する。城壁内の目的地(恐らくはサント・マリー・マジュール教会)までの道を往復する。サルディーニャの聖人の里帰り行列を思い起こさせる楽しいイベントだ。
アラゴンの階段は、海までの急勾配を一気に駆け下りる
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城壁の南側は垂直な崖になっているが、その中を約45度の急傾斜でえぐって作られた187段の階段が80メートル下の海まで続いている。アラゴン王の階段(Escalier du Roi d'Aragon)と呼ばれており、伝説によれば1420年、アラゴン王アルフォンソ5世がこの町を攻略する際、一夜のうちに作らせたといわれている。一直線に海面まで続く階段を下っていると、思わず青い海に吸い込まて行きそうな錯覚に陥る。海面に達すると道は水際すれすれに岬のほうへと続いている。
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