オ リエーナ川の深い谷とバルバジア山地とに隔離された町がオリエーナだ。町は山麓の斜面に広がっており、裏手には町を守るように岩山の大岸壁が聳え立ち、目の前にはブドウ畑の大地がどこまでも続く。近くには有名な泉ス・ゴロゴーネ、洞窟遺跡ティスカリなどを目指したトレッキングルートには事欠かない。また海にも近い。
町中にはこれといった見所はなく、町の表情には特に魅力が感じられないが、サルデーニャの伝統を残す町として知られている。今でも黒い民族衣装で歩く人は珍しくなく、郷土料理や、カーニバルのシンコントゥル、8月の救世主の祭りなどの伝統的なイベントを楽しみたい。レストラン「チ・カッパ(CK)」では、今や珍しい素朴な郷土料理や伝統的なサルデーニャパンのカラサウ[写真]が体験できる。
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