漁業の町ならではの新鮮な魚介料理 | ||||
業の町カラセッタでも、リーズナブルな料金でとびきり美味しい魚介料理が食べられるリストランテが、このダ・パスクワリーノだ。店は最近、旧住所のローマ通り99番地(Via Roma 99)から徒歩数分のところに引っ越して、前より大きくなっている。黄色を基調にしており、明るい雰囲気だ。
この店では伝統的なカラセッタの料理が食べられる。ひとつがここで水揚げされるマグロ料理、もうひとつがタバルカ(北アフリカ)料理だ。 カラセッタは、ジェノバ領タバルカ(現在の北アフリカ・チュニジア共和国)からの引揚者が基礎を築いた町であるため、街並みも幾分チュニジア的だが、その伝統は料理にも受け継がれている。 |
アフリカ由来の伝統的なパスタがおいしい | ||||||
スタには、その特徴が最大に現れている。ここではカスカ(Casca)と呼ばれているクスクスは、魚介類のソースでいただく。羊肉とは違って、上品で魚の旨みがよく引き出された味わいだ[写真上]。また、フレーグラは直径5〜6mmの粒状の独特のパスタで、クスクスを模して作られたといわれている。クスクスのように、スープに浸して食べる。リゾットのようでもあり、スープパスタのようでもある、面白い食感だ[写真]。
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