「地中海生活」 1999年 冬号 ( 11月12日発行 通算第16号 ) P.6
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 サグレシュ岬の近くで国道をそれ、ヴィラ・ド・ビスポの村に入ってみました。

 村の広場にただ1軒の雑貨屋で水を買い求め、涼を取っていると、馬車が通り過ぎていきました。

 ポルトガルでも、いまでは風車はもうほとんど見かけなくなってします。この農家にも羽のない建物だけが残っていました。


 鮮やかな色彩と哀愁とが同居する裏通りの風景は、典型的なポルトガルの田舎の村の風景でした。


Top; Vila do Bispo
The second; Vila do Bispo
Bottom; Vila do Bispo





 荒涼とした大地の果てにサグレシュ岬が見えてきました。ここはヨーロッパの西南端です。

 今は本当に何もないこの地は、世界史に名高い大航海時代の基礎を築いた由緒有る土地なのです。世界初の航海学校が開かれたのがここサグレシュでした。




 車を降り、要塞を通り抜けて、先端へと進んでいきます。



 遠くアフリカ、東洋に心を向けたエンリケ航海王子の思いが、まっすぐ大西洋に向けられた砲門に重なっているように感じられました。



Top; Sagres
The second; Ponta de Sagres
Bottom; Ponta de Sagres

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